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“火鍋”を主役に人手不足に強い業態へ。多店舗化を狙う『TOKYO TANG TANG』驚くべき戦略

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テーブルや椅子、カウンターは前テナント(カフェ)で使われていたものをそのまま活用。開業資金も大幅にコストダウンできた(画像提供:『TOKYO TANG TANG』)

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店舗展開に加え、デリバリーやEC販売などこれまでにない展開も

今後は、赤・白に続くスープのレシピ開発をはじめ、準備が整い次第デリバリーやテイクアウトも開始する予定だという吉利氏。火鍋の具材やスープのセット、「火鍋醤」のEC販売、さらに2025年中には2店舗目の出店も計画している。

「火鍋は特殊な調理設備が不要な点もメリットです。卓上にコンロが置けて、キッチンに仕込みができるスペースや洗い場があればいい。すでにFC展開のお誘いもいただいており、検討しているところです」

現状、課題はないかと尋ねると「ないですね」とひと言。

「これまで食べ歩いた経験上、夏場でも火鍋は人気がありますし、状況に応じて麻辣湯なども展開できれば、と。強いてデメリットを挙げるとすれば、料理人としての技術が身に付かないことでしょうか。ただ、これからさらに高齢化が進むにつれて、第一線を退く料理人の方もたくさん出てくるでしょう。そうした方たちの受け皿になれたらと考えているところです」

まずは都心の住宅街や、商業施設などこれまで経験がない場所で出店したいという吉利氏。新たな挑戦は、まだ始まったばかりだ。

『TOKYO TANG TANG』
住所/東京都港区南青山2-10-11
電話番号/03-6271-5382
営業時間/16:00~23:00(L.O.22:30)
定休日/日曜
席・席数/17坪・22席(カウンター8席、テーブル4卓)
https://www.instagram.com/tokyo_tang_tang_/

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河西みのり

ライター: 河西みのり

フリーランスで活動するライター&インタビュアー。現在はソーシャルメディアや業界紙など多岐に渡り執筆。飲食店取材からレシピ本の編集、お取り寄せカタログのコピーまで“食”にまつわる分野を得意とする。