「焼酎×創作料理」で坪月商62万円の渋谷『IGOR COSY』。代々木上原の新店も好発進!
渋谷『極楽酒場 げんてん』や六本木『おでん屋 ずぶ六』など、都内に7つの繁盛店を展開する株式会社ブラボー・ピープルズと、株式会社シェルシュ代表でフレンチ出身の丸山智博氏が共同開発した『炭焼居酒場 IGOR COSY(イゴールコージー) 渋谷本店』。伝統的な居酒屋文化に、独創的なアプローチを組み合わせ、瞬く間に予約必須の人気店へと成長を遂げた。
2025年5月23日には『居酒場 IGOR COSY 代々木上原』もオープンし、勢いを増している。ブランド開発や店づくりの工夫を、ブラボー・ピープルズ取締役副社長の佐藤大介氏と、渋谷本店店長の中村勇斗氏、代々木上原店店長の桜井茜氏に聞いた。
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客単価5,500円、月商1,000万円を達成する『IGOR COSY渋谷本店』
IGOR COSYブランドの根幹にあるのは、「居酒屋ではなく、居たくなる酒場=居酒場」という明確なコンセプトだ。その経緯について「ブラボー・ピープルズが長年培ってきた居酒屋運営のノウハウと、丸山氏が持つフレンチをベースとした料理の知識や多国籍なエッセンスを融合させることで、これまでにない新しい居酒屋の形を創造しようという試みから生まれました」と桜井氏は語る。
IGOR COSYが誕生したのは2020年12月。渋谷本店は、元々同社が渋谷で運営していたバル業態の店舗を、リニューアルしたという背景がある。丸山氏の料理監修のもと、スタッフの料理スキル向上のニーズも汲み取りながら業態変更し、新たなブランドとして生まれ変わった。
渋谷本店の店舗づくりにおいて特に重視されたのは、インテリアだ。丸山氏が長年タッグを組んでいるデザイナーの北原氏のアイデアで、古木を効果的に使用し、温かみとどこか懐かしさを感じさせる空間を生み出している。特筆すべきは、調理の臨場感や料理人との一体感を間近で楽しめるオープンキッチンスタイル。炭火で食材を焼き上げるライブ感が、食事の体験をより豊かにしている。
現在渋谷本店の客単価は、5,500円~6,000円程度。1日の平均来店客数は約60人で、月商1,000万円、坪月商62万円を超える繁盛ぶりを見せる。来店客のほとんどは予約客だが、20時半以降は予約なしで来店するフリー客も少なくない。リピーターも1日平均2~3組は来店している。
