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中目黒で月商1,000万円の繁盛居酒屋『魚の花』が手がける、新店『うのはな離れ 菜の花』の勝算

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『うのはな離れ 菜の花』代表・篠田匠氏(写真提供:うのはな離れ 菜の花)

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2025年3月、中目黒で20年にわたって愛された居酒屋の跡地に『うのはな離れ 菜の花』がオープンした。目と鼻の先で繁盛店『魚の花(うのはな)』を営む系列店で、本店が和とイタリアンの融合を打ち出すのに対し、新店は炭火焼きと釜飯を主役に据える。念願だったという2号店をオープンした代表・篠田匠氏に話を聞いた。

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二枚看板は炭火焼きと釜飯。本店とは異なる和食のアプローチ

『魚の花』がイタリアン×和食をコンセプトとするのに対し、『うのはな離れ 菜の花』は直球の和食を前面に打ち出す。厨房の造作である焼き場を活かし、看板メニューには、以前から挑戦したかったという炭火焼きと釜飯を据えた。本店同様、契約農家や契約漁港から直送される鮮度抜群の食材もふんだんに使う。

メニューの一例。さまざまなニーズに応えるべく、ちょっとしたつまみからデザートまで揃える

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「本日の炭焼き」には、丸々と太ったイワシを炭火で焼き、たっぷりと明太子をのせた「とろイワシ明太」(1,580円)や、見た目にも豪華な「長崎県産きんきの姿焼き」(2,580円)といった逸品が並ぶ。魚介だけでなく、四季折々の野菜も充実しており、取材当日は「北海道皮付きヤングコーン」(680円)や「群馬県産の甘い焼きトマト」(580円)など初夏らしい品揃えだった。

「とろイワシ明太」。一般的なイワシ明太とは大きく異なるビジュアルに、注文客が驚きの声を上げるという(写真提供:うのはな離れ 菜の花)

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釜飯は、厳選した魚介類や米をハマグリと鶏の出汁で炊き上げ、土鍋ごと提供する。「ホタテといくらの釜めし」(1合2,480円)や「桜マスといくらの釜めし」(1合2,180円)など常時3種類を用意し、こちらも季節ごとに内容が入れ替わるという。

たっぷりのいくらが嬉しい「桜マスといくらの釜めし」。釜飯の注文はすべて2合~(写真提供:うのはな離れ 菜の花)

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本店が満席で『離れ』に流れてくるお客のニーズも考慮し、『魚の花』の名物である「ド新鮮!お刺身5種盛り合わせ」(1人前1,080円)や「ハマグリ大根」(980円)なども用意。また、本店では生で提供する車海老を、こちらでは「超巨大有頭エビの岩塩焼き」(1尾480円)として炭火焼きで提供するなど、調理法にも変化を加えている。

ドリンクは、生ビールやサワー類、ハイボールなどの定番に加え、炭火焼きと相性の良い日本酒を常時8種類(1合900円~)揃える。

取材時の日本酒リスト

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さらに、本店がイタリアワインをメインとするのに対し、『離れ』では「和食に合わせるなら日本のワインを」との考えから、山梨や長野、鳥取、島根などの個性豊かな日本ワインを常時10種類前後(グラス820円~、ボトル5,740円~)用意している。

日本ワインも充実している

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河西みのり

ライター: 河西みのり

フリーランスで活動するライター&インタビュアー。現在はソーシャルメディアや業界紙など多岐に渡り執筆。飲食店取材からレシピ本の編集、お取り寄せカタログのコピーまで“食”にまつわる分野を得意とする。