「カリフォルニア×日本」で集客に成功。池尻大橋のカフェレストラン『マッシーフ』の店づくり
池尻大橋駅から徒歩約3分の場所に位置する複合施設「大橋会館」。その1階にあり、シンボルともいえるのが、2023年9月19日にオープンしたカフェ・ワインバー・レストラン『マッシーフ(Massif)』だ。同店のクリエイティブディレクターを務めるのは、日本橋の人気カフェベーカリー『パークレット(Parklet)』を手掛けたマックス・ハウゼガ(Max Houtzager)さん。日本とアメリカのカリフォルニアを拠点とし、フォトグラファーでもあるマックスさんに、独自のアイデアや店づくりについて伺った。
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どんな人でも入りやすい、開かれた雰囲気とクオリティの高い料理
池尻大橋の地で築48年の歴史を持つ「大橋会館」の大規模リノベーションが決まり、1階に飲食店をオープンさせてほしいという依頼がマックスさんのもとへ舞い込んだ。日本橋小舟町でマックスさんがプロデュースしたカフェベーカリー『パークレット』が2022年1月のオープン以来、大人気店となったことから、そのような店づくりをしてほしいというリクエストだった。もともと池尻大橋エリアに住んでいたマックスさんは「大橋会館」にも馴染みがあり、建物の雰囲気や歴史などに興味を抱き、依頼を快諾した。
「池尻大橋は、アクセスのいい都心なのに落ち着いたエリア。商店街には昔ながらの雰囲気があるし、この大橋会館の隣には銭湯があったり、ローカルならではの良さがあります。でも渋谷や新宿のような大規模なエリアではないので、この場所に集客するには、お客さまに『行きたい』という強い意思を持ってもらうことが必要です。店内はある程度の広さがあったので、どんな人でも入りやすいカジュアルな雰囲気、だけどクオリティの高い料理とペイストリー、ワインを提供する、こだわりを持った店にしたいと思いました」とマックスさんは話す。
アメリカ・北カリフォルニア出身のマックスさんは、とても流暢に日本語を使いこなす。日本で初めてビジネスをスタートさせたのは今から約12年前。コロナ禍を機に日本に拠点を移したが、今でも年に3~4回は日本とカリフォルニアを行き来するという。
