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「カリフォルニア×日本」で集客に成功。池尻大橋のカフェレストラン『マッシーフ』の店づくり

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ディナータイムのアラカルトメニューとデザートメニュー

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様々なスペシャリストがいるからこそ生まれるアイデアや相乗効果

さらにマックスさんは、『マッシーフ』はそれぞれの役割を持ったチームで成り立っているという。同じ方向に一丸となって進んでいくというのはもちろん、カフェ、ワインバー、レストランという多面的な顔を持つ『マッシーフ』には、料理人やパティシエ、ベイカー、バリスタなど様々なスペシャリストがいる。知識の交換もできるし、カフェで提供しているコーヒーを使ってデザートを作ったり、ワインが料理酒になったりと、食材の活用や循環もしやすい。

旗手(はたて)シェフ(左)とマックスさん。新メニューなどについて気軽に意見を交わす

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「例えばレモンを発注してシロップを作ると皮の部分は残りますが、それを利用してコンフィを作り、ドリンクやデザートに使ったりすることもできます。色々なアイデアを出し合って食材のロスを減らすこともできます」

カリフォルニアのダイバーシティを実現した懐の深い店

アメリカの中でも、特に自由で開放的なライフスタイルや文化を持つカリフォルニアで育ったマックスさん。様々なバックグラウンドを持つ人種が集まって生まれたカリフォルニアの「ダイバーシティ(多様性)」は、常にマックスさんの店づくりのベースになっている。

ディナータイムは昼間とは全く異なった雰囲気に変わる『マッシーフ』(写真提供:マッシーフ)

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「カリフォルニアのダイバーシティに、日本の伝統や独自性をプラスしたら面白いですね。
カリフォルニアには日本の人が憧れる開放的な雰囲気や文化があって、逆にカリフォルニアの人は日本の伝統や繊細さに興味を持っている。お互いが惹かれあっているからこそ相性がよく、相乗効果が生まれるのだと思います」

「様々なものが混ざり合っているからこそ面白いんです」。そう話すマックスさん。日本の伝統や食文化にも寄り添いながら、池尻大橋の地域住民にも愛される『マッシーフ』。その最大の魅力は、カリフォルニアのダイバーシティを実現した、どんな個性をも受け入れる懐の深さなのかもしれない。

『マッシーフ(Massif)』
住所/東京都目黒区東山3-7-11 大橋会館1F
電話番号/080-7111-5451
営業時間/火~金カフェ8:00~16:00、レストラン&バー18:00~23:00(L.O.料理21:00/ドリンク22:30)、土8:00~23:00(L.O.料理21:00/ドリンク22:30、サタデーランチ12:00~L.O.14:00)、日9:00~17:30(サンデーランチ11:00~L.O.14:45)
定休日/月
席数/60
https://www.massif.tokyo/jp

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小坂知美

ライター: 小坂知美

学生時代からの食への探求心と食いしん坊が高じて、フードライターとして活動中。飲食業界でパティスリーやレストラン等の広報・PRに就いていたことから、取材を受ける飲食店側の立場も経験。作り手のこだわりと愛情が詰まった、美味しいものを食べているときが至福の時間。