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視点を変えた“パン飲み”が人を呼ぶ東松原『Crumb.』。経験値に裏打ちされた確かな戦略と発想

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テイクアウトのメニュー表。惣菜は夏になると冷蔵保存のものを中心にしている

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地域に根付き、気軽に利用してもらえる店に

開業当初は『パークレット』での繋がりからパン好きが多く訪れていたが、オープンから1年が経った現在は地元や沿線の住民がほとんどだ。

「今後はいろいろなシチュエーションで利用していただけることをアピールして、“お酒を飲むだけ”“お酒と一緒に軽くパンをつまむだけ”“買い物するだけ”といった目的で気軽に来店されるお客さまを増やしたいですね。また、ホイロ(発酵器)やミキサーなど、製パン用の機材を充実させて体力的な負担を減らし、なるべく店を長く続けていきたいです」

「新作のパンを作る時は、思考が止まらないよう、失敗をしても諦めずに何度でも試作を続ける。失敗するとさらに興味が湧いて、楽しいんですよね」と、目をキラキラとさせながら語る酒井さん。研究熱心な彼女の店では、今日も驚きや発見のあるパン料理が供されている。

近くには羽根木公園があるので、パンや惣菜のテイクアウト需要も少なくない

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『Crumb.(クラム)』
住所/東京都世田谷区松原5-26-15 松原パレス102
営業時間/平日18:00〜23:00、金土日祝12:00〜21:00
定休日/不定休(Instagramで要確認)
坪数・席数/約10坪、カウンター7席・テーブル4席
https://www.instagram.com/crumb_hanegi

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難波美枝

ライター: 難波美枝

ライター・エディター。プロ向けのフランス料理専門誌の編集部におよそ10年在籍した後、フリーランスに。料理雑誌やワイン専門誌、Webなどで星つきレストランからビストロ、バルまで、幅広く取材。