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坪月商60万円! 北千住『一歩一歩』が示す、脱・居酒屋ドミナントと「特別な場所」の作り方

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『焼鳥2-61』店主の樋口大輝氏(左)と、株式会社一歩一歩の代表取締役・大谷順一氏(右)

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東京・北千住。この街の飲食シーンを語る上で『一歩一歩』グループの存在は欠かせない。創業から約20年。前回の取材から7年という歳月が流れた今、青果店や焼鳥店の開業など、同社は単なる「居酒屋の繁盛店」という枠組みを大きく超えようとしている。7年間の変化と、これからの戦略について代表取締役の大谷順一氏に聞いた。

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2025年11月28日、北千住駅西口を出てすぐの路地裏にオープンした新業態『焼鳥2-61』

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「店」ではなく「特別な場所」を作る。7年越しの原点回帰

葛飾区亀有生まれ、下町育ちの大谷氏。北千住は昔から馴染みのある一番身近な下町の繁華街だった。

「『飲みに行こうぜ』といえば、安くてスタッフの愛想がよくて、何でもある総合大衆居酒屋に行くのが当たり前でした。でも僕は、地元で『おいしいものを食べに行こう』という文化を作りたかった。わざわざ都心に行かなくても、地元で特別な体験ができる。それが創業時からの原動力です」

店舗手前が焼き場を望むカウンター席で、奥がテーブル席になっている『焼鳥2-61』

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一歩一歩は現在、北千住を中心としたエリアで「一歩」ブランドの炉端焼き店、寿司店『にぎりの一歩』、串かつ店『串かつと豆皿 ひとしな』、足立区役所内の展望レストラン『食堂ソラノシタ』などの飲食店をドミナント展開。2016年以降は、沖縄県・石垣島の『石垣島 一歩一歩』、港区・田町駅の商業施設内『千寿一歩一歩 msb田町店』など足立区以外にも出店を拡大している。

さらに、小売販売事業として、2020年に生鮮食材の『ツキアタリミギ』、2021年に野菜と果物の『まるいち青果』、2022年に『生鮮市場まるいち ソラトカゼ西新井店』をオープン。飲食と小売の垣根をも取り払っている。

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中森りほ

ライター: 中森りほ

グルメ系ウェブメディアの編集・ライターを経て2017年よりフリーライター&編集者として活躍。『食べログマガジン』『Web LEON』『Numero.jp』などで、グルメや旅記事を執筆中。