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月商2,000万円の新橋『ニューサカナヤキオ』。“新開発の看板料理”で差別化とコストダウンを実現

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「肉汁餃子(四個)」(649円)(画像提供:ニューサカナヤキオ)

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勝ちパターンをいいとこ取り。フードとドリンクで既存店の強みを融合

ドリンクメニューは429~649円を中心価格帯として10カテゴリー計57品をラインアップ。オープンから18時まではドリンク9種を税抜290円(税込319円)、13種を税抜390円(429円)で提供するハッピーアワーメニュー「ヤキオの早割」も用意しており、商品構成やメニュー施策は『魚豪商 コダマ』を踏襲している。

日本酒の品揃えを厚くした『魚焼男』に対し、『ニューサカナヤキオ』は幅広いジャンルをバランスよく揃えた(画像提供:ニューサカナヤキオ)

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「『魚焼男』は47都道府県すべてを揃えた豊富な日本酒が売りですが、路面店である当店では専門性を高めるとふらっと立ち寄れる気軽さを減らしてしまいます。フードは『魚焼男』、ドリンクは『魚豪商 コダマ』と既存店の強みをミックスさせることで集客パワーを最大化することを狙いました」と藤澤氏は説明する。

日本酒は飲み口の軽い銘柄を中心に9種を揃える。生ビールは「白穂乃香」(869円)、焼酎ハイボールは「DAIYAMEハイボール」(649円)など各ジャンルにいち押しメニューを用意した

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FLコスト52%の高収益モデルを実現。15か月の助走を経て無休営業へ

また、業態の垣根を越えた同社の強さといえるのがサービスレベルの高さだ。『ニューサカナヤキオ』の所属スタッフは社員6人、アルバイト8人。社員比率が高いことに加え、社員はグループ内のメイン事業であるエネルギーコンサルティングの営業担当で経験を積んでから外食事業に異動している。

「このほかに教育事業、人材コンサルティング事業などグループでさまざまな事業を手がけており、どれも対人スキルが要になる事業です。コンサル事業でクライアントの要望を的確に読み取り、サービスに生かすというスキルは飲食事業でも強みになっています」(藤澤氏)

『ニューサカナヤキオ』はオープン後の15か月間、週6日営業を採った後、2026年4月から無休営業に移行した。オペレーションが確立されるまで無理のない範囲で営業し、満を持して無休営業をスタートした格好だが、それから売上も順調に伸び続けている。

売上目標は月商2,500万円を掲げ、5月には月商2,000万円を達成。オペレーション効率の高いメニュー構成により、FLコストを52%に抑えた高収益モデルを構築している点も見逃せない。

既存業態の強みを活かしつつ、路面店という立地に合わせて名物を「魚串」へ再構築した『ニューサカナヤキオ』。仕入れ力や鉄板調理の効率性、高い接客力を見事に融合させた同店の戦略は、激戦区を生き抜く居酒屋経営の大きなヒントになるはずだ。

『ニューサカナヤキオ』
住所/東京都港区新橋4-14-1 AUNビルB1F・1F
電話番号/03-5843-8470
営業時間/16:00~23:00(金16:00~24:00、土日祝15:00~23:00)
定休日/無休
席数/83

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栗田利之

ライター: 栗田利之

フリーランスの記者として、15年以上にわたって外食経営誌の記事を執筆。大手、中堅の外食企業や話題の繁盛店などを取材してきた。埼玉県下を中心に店舗網を拡げている「ぎょうざの満洲」が贔屓の外食チェーン。