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料理写真で若い女性を集客! 3分でわかるインスタグラムの飲食店向け使い方

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4月15日に恵比寿店もオープンする『Shake Shack』はInstagramでの集客も積極的。Photo by m01229「YAY for lunch at Shake Shack!」

インスタグラムの日本でのアクティブユーザー数は810万人

FacebookやTwitter、6秒の短い動画をアップできるVineなど、近年は多くのSNSが登場している。そのなかでも、10代20代の若者を中心に人気が高いのがインスタグラムだ。スマホで写真を撮ってアップするだけの手軽さから、利用者を増やし続けているのだ。

2015年には日本だけでアクティブユーザー数が810万人にも達したというインスタグラム。集客のためにアカウントを作っている飲食店も多いのではないだろうか? コストがかからないインスタグラムでの集客は、このSNS時代には欠かせないが、本当に集客に役立っているか疑問に感じている人も多いはず。今回は、そんなインスタグラムの特徴や集客のための事例を紹介する。

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Instagramではお皿の真上から撮影する写真が好評。Photo by Jeremy Carbaugh「Spam, nectarine, and lentil salad with soft boiled egg.」

なんといっても写真のクオリティが大切

冒頭でも触れたが、インスタグラムの最大の特徴は写真。しかし、ただ写真を撮影してアップすればいいというわけではない。インスタグラムユーザーの心を掴むような写真を投稿できるかが大切だ。

SNSの世界には、タレントやモデルをはじめ、SNS利用者に影響力を持つ“インフルエンサー”と呼ばれる人たちがいる。そんな彼らでさえ、何枚も写真を撮影し、本当にクオリティの高いものだけをインスタグラムにあげている。このこだわりこそ、インスタグラムを攻略する鍵となる。

インスタグラムには写真をレトロな風合いにしたり、料理のまわりをぼかしたりできる機能がついているので、それらを利用するのがおすすめ。飲食店なら内装やおすすめのメニュー、その日仕入れた食材など被写体はたくさんある。まずはフォロワーが多いユーザーの写真を研究してみると攻略法がみえてくるだろう。

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スイーツはInstagram映えしやすい。Photo by happy_serendipity「wieder zuhause und erst mal」

インスタグラムでお客様とコミュニケーションを

インスタグラムには情報が一気に広まるという動きがないため、集客に不向きだという意見もある。しかし、インスタグラムならではの機能もあり、それらを工夫して使えば、ピンポイントで無駄のない集客をおこなうことが可能だ。

■ハッシュタグを効果的に使う
投稿文に“♯”のついたタグをつける。これはTwitterのタグ機能と同じで、インスタグラムの中でタグのついた写真をまとめて閲覧することができる。

たとえば、新宿にある居酒屋なら “♯新宿 ♯居酒屋”などのハッシュタグをつけてみよう。ユーザーが検索すると、そのタグをつけた写真だけを確認できるという仕組みだ。ユーザーは検索によって出てきた写真から、行きたい居酒屋を見つけ出すことができる。

■お客様とコミュニケーションをとる
店名などを入れたオリジナルのハッシュタグを使うことで、mixiのコミュニティのような使い方も可能だ。お客様が店の写真を投稿したり、新メニューの告知をしたりと相互に利用できる。

また、投稿へのコメントでお客様とコミュニケーションを取れることも特徴だ。レシピや食材についての質問があったら、時間の許す限りやりとりをしてみよう。

■他のメディアと組み合わせる
インスタグラムのプロフィール欄は記入できる文字量が限られている。店名、住所、連絡先など最低限の情報を掲載したら、アカウントを作っているほかのSNSのリンクを張り付けておこう。店のサイトやブログがあるなら、それらとの連動も忘れずに。こうすることで拡散力を補うことができる。

写真に特化したSNSであるインスタグラムの主な機能は「フォロー」「コメント」「いいね」「ハッシュタグ」の4つ。それらを組み合わせて効果的に使うことを心がけよう。

参加型キャンペーンはインスタグラムならでは

インスタグラムではユーザー参加型のキャンペーンをおこなうこともできる。たとえば、飲食店のアカウントをお客様にフォローしてもらうキャンペーン。アカウントフォローのお礼に、ドリンク1杯サービスなどのなんらかのサービスを提供するのがポイントだ。これで、お客様に新メニューなどの情報をダイレクトに届けられるようになる。

さらに、飲食店で撮影した写真をハッシュタグつきで投稿してもらうキャンペーン方法も。インスタグラムのユーザーは、店舗側が撮影した投稿よりも、お客様が撮影した投稿の方に惹かれる傾向にある。たとえば“♯新宿 ♯ランチ ♯カフェ”などのハッシュタグをつけて投稿してもらえればランチ客の獲得が期待できそうだ。こうしたキャンペーンをおこなう際は、インスタグラム映えしそうな見た目にこだわった料理やスイーツを用意しておくと良いだろう。

このようにリピーターを増やすだけでなく、新規の顧客獲得にも役立つインスタグラム。最後に、参考になりそうな2つのキャンペーンを紹介しよう。

『シェイクシャック Small Fry Photo Contest』
ハンバーガー店の『シェイクシャック』で子どもを撮影した写真をハッシュタグつきで投稿。抽選でオリジナルアイテムやデザートがプレゼントされる仕組み。

『ビブリオテーク自由が丘』
ハッシュタグをつけてパンケーキの写真を投稿すると、通常価格より割引されるキャンペーンを実施。

キャンペーンに参加してもらうには、飲食店のアカウント自体がおしゃれで時代を反映できているかも重要だ。動画での投稿も増え、まだまだ勢いの衰えないインスタグラム。その特性を見極め、集客に役立ててみよう。

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いずみかな

ライター: いずみかな

グルメやライフスタイル、育児などを中心に編集執筆業をおこなう。2015年からフリーランスとしての業務を開始。タウン情報誌やレストラン情報を扱うWeb媒体で取材や執筆をしており、特にケーキや洋菓子に興味がある。