学芸大学×酒場のレインカラーはなぜ「カフェ」を開業したのか? 目指したのは働き方の多様性
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目指すのは、時代に寄り添う「持続可能な」経営スタイル
最後に手島氏は、「これからどのように売上を伸ばしていけるか、どうすればお客様もスタッフも含めたより多くの人に喜んでもらえるか、それを考えるのが楽しい」と語ってくれた。
「今は単に多く稼げればいいという時代ではなくなりました。単価が大きいからと夜の店だけを展開しても、店も働く側も持続可能ではないように思います。少子高齢化によって働き手がどんどん少なくなる中でいかに働きやすい環境を整え、若いスタッフたちの自由な発想を取り入れながら一緒に店をつくっていけるかが経営者側に問われている。その上で、いかに自分たちがやりたいこと、届けたいものを表現できるかのチャレンジです」
昼営業へと幅を広げることで、スタッフは家族と過ごしやすくなり、若い世代もこれまで以上に働きやすくなるだろう。働き手の「暮らし」と「働くこと」を上手く両立させることができれば、すべての人が笑顔になれるというわけだ。
5月からは、以前のモーニングで好評だったフレンチトーストの提供を再開。今後はオペレーションを整えながらフードメニューを増やし、季節ごとのエッグタルトや新メニューの展開も計画しているという。昼の顔を持ったレインカラーが、これから学芸大学の街にどのような彩りを与えてくれるのか注目だ。
『SUNNY SIDE RAINCOLOR』
住所/東京都目黒区鷹番2-8-21 1F
電話番号/03-5721-3612
営業時間/9:00〜18:00
定休日/なし
席数/4
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