『日本酒原価酒蔵』が実践するリピーター戦略。「スタッフ力」を磨くユニークな仕組みとは?
「日本酒を原価で提供する」をコンセプトに、現在13店舗を展開する『日本酒原価酒蔵』。運営する株式会社クリエイティブプレイスの代表取締役社長・中村雄斗氏は、飲食店経営のオンラインスクールも主宰しており、YouTubeチャンネル「Food Business School LEO」の登録数は26,000人以上。2023年7月に開業した渋谷本店は、開業投資額や回収計画もオンラインで公開している。大胆な経営術で注目を集める中村氏に、店づくりについて取材した。
『日本酒原価酒蔵』は「日本酒を原価で提供する」をコンセプトに、2015年、東京・新橋に1号店をオープン。100店舗を目標に出店を続け、コロナ禍では規模縮小があったものの、2023年に入ってからは渋谷本店、池袋西口店、大船店を同時オープンさせ、再び出店攻勢を強めている。
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渋谷本店はYouTubeで公開されている通り、開業投資額が約3,900万円。年間2,400万円の営業利益を見込み、20か月で初期投資の回収を予定している。ちなみに、同店の9月の客単価は3,290円、客数は1,900人、月商は630万円。開業間もない頃に公開した動画で公言していた目標売上をきっちり達成している。
新規出店の場合、「スケルトンでは2年、居抜きでは1年の回収が目安」と中村氏。どのように立地選定しているのかを尋ねると、渋谷本店に関しては「道玄坂とマークシティーの間、まさにこの店舗があるエリアに出店したいと考えていました」と明かす。
「渋谷は、道玄坂を挟んで客層が変わり、109側は若者が多くなる。自店の客層を考え、確実性の高い場所を選びました」
