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月商700万円の錦糸町『ロビン』、若者に愛される店づくりで2店舗目も大ヒット!

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『炭焼食堂 ロビン その2 錦糸町』は『ロビン』1号店と同じ錦糸町駅南口エリアの路地沿いに位置するビル2階に入居(画像提供:PMA商会)

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20代にターゲットを絞った焼鳥をメインに『ロビン』2号店をオープン

「30~50代をターゲットにしていましたから、若年層のお客様が増えたのは想定外でした。商品力とサービス力が備わっていれば、世代に関係なく、王道の居酒屋に対するニーズは存在するということに気づかされました」と志方氏は言うが、この発見が『ロビン』2号店の出店につながる。

『炭焼食堂 ロビン その2 錦糸町』は2023年6月にオープン。フードは1号店のメニューを下地にしているが、大きな変更点は原始・炉端焼きを焼鳥に入れ替えていることだ。「原始焼きは商品単価が1,000円を超え、若年層のお客様の注文率がやや低かったため、中心価格帯を190~210円に設定した焼鳥をフードの柱にしました」と志方氏はその狙いを説明する。

写真左から、「パイナップルサワー」650円、「ロビンのマンゴーサワー」650円、「ロビンのいちごサワー」650円、「赤マムシサワー」690円

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アルコールも若者を意識したメニューに組み直した。サワーに冷凍フルーツを合わせた「ロビンサワー」7種、パイナップルやドラゴンフルーツなどを用いた「生搾りサワー」3種を揃えているほか、「にんじん麦酒」540円や「赤マムシサワー」690円といったユニークなメニューも導入。また、日本酒に加え、若年層で支持が広がっている本格焼酎の品揃えも厚くしている。

木目を基調としたシンプルなデザインの内装にニワトリや店名ロゴを象ったネオン管をピンポイントで装飾(画像提供:PMA商会)

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損益分岐点を下げる戦略で、オープン2か月で黒字化に成功

初期投資を抑え、損益分岐点を下げるという出店戦略は2号店の開発でも踏襲されている。『ロビン その2』の店舗規模は14坪38席で、居酒屋の居抜き物件をフル活用することによって設備投資費を600万円に抑制。路地沿いのビル空中階に入居し、家賃を抑えることで、損益分岐点を下げている。

志方氏の狙い通り、20~30代の支持をがっちりと掴み取り、オープンの2か月後には黒字化に成功。客単価は4,200円で、2023年12月には月商500万円を突破した。

PMA商会はコロナ禍発生後の創業でありながら、これまでに直営1店、業務受託2店と店数を伸張。従業員数は社員5人、パート・アルバイト50人だが、志方氏は「若いスタッフに活躍の場を提供するために年間1店のペースで出店していきたい」と今後の展望を語る。

『銀シャリ 原始焼き食堂 ロビン 錦糸町店』
住所/東京都墨田区江東橋2-7-7
電話番号/03-5669-0663
営業時間/16:00〜23:00(L.O.22:00)、土・祝15:00〜23:00(L.O.22:00)、日15:00〜22:00(L.O.21:00)
定休日/月曜
席数/48
公式Instagram

『炭焼食堂 ロビン その2 錦糸町』
住所/東京都墨田区江東橋4-26-18 Tdgビル2F
電話番号/03-6659-3109
営業時間/17:00~23:00
定休日/不定休
席数/38
公式Instagram

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栗田利之

ライター: 栗田利之

フリーランスの記者として、15年以上にわたって外食経営誌の記事を執筆。大手、中堅の外食企業や話題の繁盛店などを取材してきた。埼玉県下を中心に店舗網を拡げている「ぎょうざの満洲」が贔屓の外食チェーン。