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“生ハム愛”を極めて坪月商65万円。浅草『nacol』が掲げる唯一無二の店づくり

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オーナーシェフの家亀智裕氏。『nacol』では1人で調理を行う

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2024年4月にオープンし、およそ半年で坪月商65万円を弾き出している浅草の『nacol(ナコル)』。オーナーシェフの家亀智裕氏がこの店で打ち出しているのが、生ハムを主役にしたコース料理だ。これまで2軒の繁盛店を経営してきた家亀氏による、新店の店づくりについて聞いた。

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唯一無二のスタイルを貫くことで永続する店に

「飲食店として料理がおいしいのは当然のこと。その上で、唯一無二の店を作りたかった。その方が自分のモチベーションが高くなるし、お客様もワクワクするはずです。最終的に、店を長く続けることにもつながると思うんです」

そう語るのは、2024年4月にオープンした『nacol(ナコル)』のオーナーシェフ、家亀智裕氏。生ハムを使った料理を随所に組み込んだおまかせコースを提供しており、そのこだわりや生ハムのおいしさが早くも評判に。浅草駅から徒歩10分の立地やカウンター8席のみという条件にもかかわらず、昼夜ともに2回転し、坪月商65万円を叩き出している。

地元が近く、住宅街と繁華街の両方の要素を持ったエリアである浅草を新天地に選んだ

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難波美枝

ライター: 難波美枝

ライター・エディター。プロ向けのフランス料理専門誌の編集部におよそ10年在籍した後、フリーランスに。料理雑誌やワイン専門誌、Webなどで星つきレストランからビストロ、バルまで、幅広く取材。