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地方からの情熱が東京で響き合う!fun functionの「ご当地酒場」で人が育つ仕組みとは?

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『ご当地酒場 北海道八雲町 日本橋別館』スタッフの皆さん。名物の原始焼きを手に笑顔を見せる

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開業から14年、繁盛店であり続ける『ご当地酒場 北海道八雲町 日本橋別館』。飲食業界全体が人手不足で苦心する中、どのような取り組みで成功を続けているのか? 「求人飲食店ドットコム」を活用した採用戦略をはじめ、未経験者でも戦力へと育てる育成の仕組みを取材した。

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地域の魅力を届ける“ご当地酒場”のビジネスモデル

都内31店舗を展開する株式会社fun function。その主力業態“ご当地酒場”とは、北海道八雲町をはじめ、佐賀県三瀬村福井県美浜町といった全国の自治体と連携するアンテナショップ型の居酒屋である。市町村名を店名に冠する大胆かつ革新的なコンセプトが評価され、2014年には外食アワードを受賞するなど、飲食業界に影響を与えてきた。

八雲町の農園や精肉店、漁船の名前が書かれた札が並ぶ店内

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その歴史は代表取締役である合掌智宏氏の幼なじみが北海道八雲町に転勤したことから始まった。噴火湾の新鮮な魚介類、元山牧場の濃厚な牛乳、軟白ネギやアスパラなど、現地の食材に感動した合掌社長が「この美味しさを東京で広めたい」と、2009年に『ご当地酒場 北海道八雲町』を立ち上げたのだ。

原始焼きの「縞ホッケ焼き【ハーフ】」(1,430円)。北海道産ならではの肉厚さと脂のりが自慢

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そんな“ご当地酒場”の発祥業態のなかでも、月商1,200万円を誇る人気店が『ご当地酒場 北海道八雲町 日本橋別館』。2011年6月のオープンから地域に愛され続け、北海道八雲町からの食材はすっかり日本橋にも浸透している。

もちろん食材そのものの魅力は重要ではあるが、それだけでは競争の激しい飲食業界で繁盛し続けることは難しい。その魅力を伝えることができる人材こそが成功の鍵なのだ。

八雲町直送の「昆布が入っている醤油」や「あまいしょうゆ 美健」が料理の味を引き立てる

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佐藤 潮.

ライター: 佐藤 潮.

ミシュラン三つ星店から河原で捕まえた虫の素揚げまで、15年以上いろいろなグルメ記事を制作。酒場系の本を手掛けることも多く、頑固一徹の大将に怒られた経験も豊富だ。現在、Webのディレクターや広告写真の撮影など仕事の幅が広がっているが、やはりグルメ取材が一番楽しいと感じている。