外食業界全体を活性化する大規模プロジェクト「#外食はチカラになる」始動。参加するには?
コロナによって甚大な影響を受けた外食業界全体の活性化を目的とした大規模プロジェクト「#外食はチカラになる」が10月14日にはじまった。全国の飲食店約9,400店舗が参加している(10月14日時点)。
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参加飲食店はポイント還元や割引などの特典を提供
発起人は吉野家ホールディングス代表取締役社長の河村泰貴氏。「当初は自社での販促キャンペーンを検討していたが、今必要なのは、外食業界全体が盛り上がる企画だ」と考えたことがプロジェクト発足につながったという。「#外食はチカラになる」には「利用者の体と心の活力へと繋がる外食体験を提供すること」と「外食業界全体にポジティブなチカラを取り戻すこと」の2つの意味が込められている。
実行委員を組織するのは、外食企業と外食をサポートするペイメント企業、共通ポイントサービス提供企業、飲食店の情報サービス提供企業の全28社。外食企業と外食をサポートする企業が一丸となり、外食文化再興という各社共通の課題の解決に取り組む。
参加飲食店はポイント還元や割引などの特典を提供し、来店促進を図る。例えば、吉野家は店内限定で定食・御膳・鍋膳10%オフを特典にしている。プロジェクトのロゴを使用して特典をPRすることもできる。
ぐるなび、PayPayなどの外食サポート企業も特別キャンペーンを実施
外食サポート企業には、ぐるなび、Tポイント・ジャパン、NTTドコモ(d払い)、PayPay、楽天ペイメント(楽天ポイントカード/楽天ペイアプリ/楽天Edy)が名を連ねる。
例えばNTTドコモでは、参加店舗のうち、対象の「d払い(R)加盟店」で「d払い」を利用した人の中から、抽選で利用金額の最大300%のdポイントを還元するキャンペーンを12月12日まで実施する。
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プロジェクトの参加条件は次の通り。
1.、⾷品衛⽣法に基づく「飲⾷店営業」または「喫茶店営業」の許可を得ている
2.、農林⽔産省や各⾃治体に指⽰された感染症対策を実施している
※ただし、飲食店であっても風営法に規定される「接待飲食等営業」及び「特定遊興飲食店営業」の許可を得て営業中の店舗は対象外。
参加申請とロゴのダウンロード・編集は公式サイトから可能。別途、申請をすると「ぐるなび」の「#外食はチカラになる」特集ページに店舗情報を掲載することができる。
各地で制限の全面解除が進んでいる今、外食業界全体がひとつになって、飲食店再興のムーブメントを起こすことはとても意義のあることだろう。感染拡大防止の意識を保ちつつも、需要の拡大につなげていってほしい。