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3大グルメサイトでは「食べログ」が優勢。コロナ禍の“飲食店の選び方”を調査

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最も情報収集に時間をかけるのは「友人との食事」で、お金を奮発するのは「恋人との食事」

利用グルメサイトは食べログが全世代でNo.1
「1人での食事」ではGoogleマップが上位

次に、何を使って情報収集しているのか、外食シーンごとに情報収集媒体を聞いた。各シーンで食べログ、ぐるなびが1位・2位に入る中、「1人での食事」ではGoogleマップが上位に。項目別でみると、「家族との食事」ではSNSの利用が他シーンと比べ低かったり、「恋人との食事」ではRettyの利用が他シーンと比べ多かったりと、消費者がシーンに合わせて利用媒体を選択している様子がうかがえた。

今回の調査ではGoogleマップの利用率が高いこともわかった

【注目記事】コロナ禍で消費者に求められる飲食店とは? ホットペッパーグルメ外食総研が発表

3大グルメ媒体(食べログ・ぐるなび・ホットペッパーグルメ)の利用者層や利用重視点について調査してみると、利用率・重視率ともに全世代で多くの支持を獲得したのは食べログで、「信頼できる口コミが多いから」「料理の写真が豊富だから」など、情報面でも優位に立った。ホットペッパーグルメは、クーポンなどのお得さを武器に20代女性の利用が突出して高い。一方のぐるなびは、ほか2サイトと差別化されるような特徴はなく、利用率ピークは50代だった。

利用率・重視率ともに「食べログ」が最も支持を獲得している

さらに、消費者行動ログ分析ツール「Dockpit」で、消費者が3大グルメ媒体へ訪れた際の検索キーワードを調査、利用目的を分析したところ、食べログは、ほか2サイトと比べてGo Toイート関連のキーワードが上位に入っておらず、また地名・飲食店ジャンルといった一般ワードでの流入量が圧倒的。ぐるなび、ホットペッパーグルメは、「予約」「クーポン」といったワードが上位に入っており、飲食店選びの最終段階で利用されているケースが多いようだった。

ぐるなび、ホットペッパーグルメは、「予約」「クーポン」といったワードが上位に入っている

コロナ禍における飲食店選びは、変化した人と変化していない人でまったく逆の意見に分かれた。今回の調査結果から、感染対策を徹底した上で、グルメサイトやGoogleマップの情報を充実させることが集客アップにつながりそうだ。

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上條真由美

ライター: 上條真由美

長野県安曇野市出身。ファッション誌・テレビ情報誌の編集者、求人ライターを経て独立。インタビューしたり執筆したり、平日の昼間にゴロゴロしたりしている。肉食・ビール党・猫背。カフェと落語が好き。