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15坪で1日の集客200人以上。“面倒な”注文方法でも常連客が絶えない『なまけ』の愛され力

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写真手前から時計回りに、「名物島ずし」(300円)、「絶倫えびすし」(400円)、「いわし塩わた」(300円)、「手造り生アンチョビ」(300円)

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週休二日営業でも利益があがる業態をつくった

アルコールは「チューハイ」(税抜300円)、「生ビール」(税抜500円)など約30種をラインアップ。栗田氏曰く、「ホルモン焼きは原価を抑えられる商品。アルコール売上に加え、ロス率の抑制、歩留まりの向上などによってトータル原価率は30%くらいまで抑えられています」とのこと。

アルコールの売れ筋は「チューハイ」(330円)、「レモンサワー」(440円)、「生ビール」(550円)。日本酒は660~990円の価格帯でワンカップ13種を揃えている

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チケット制の導入が人件費率の抑制につながっていることは言うまでもないが、こうした生産性の高い仕組みをベースにしながら、『なまけ』は火・水曜を定休日とした週5日営業を採っている点も特筆すべきポイントだ。

「早い時間帯から集客し、一日のピークタイムを伸ばした方が営業効率が高まります。その分、営業日数を減らせばスタッフの負担を軽減できますから、サービスにも身が入る。その点でも狙い通りの結果を得られています」

『なまけ』蒲田本店が好調であることから、今年9月には二号店を出店予定。同じ蒲田エリア内でのオープンを目指しているが、「二号店は24坪とやや規模が大きくなるため、1,000円を超える商品も揃えるなど、メニューラインアップも変化させる」と栗田氏は言う。次のチャレンジにも注目していきたい。

JR蒲田駅西口に広がる商店街、飲み屋街から外れた路地沿いに店を構える。店頭に置かれた椅子を330円で利用することもできる

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『なまけ』蒲田本店
住所/東京都大田区西蒲田7-50-7
電話番号/03-6424-4970
営業時間/15:00~21:00
定休日/火曜、水曜
席数/スタンディング最大30人

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栗田利之

ライター: 栗田利之

フリーランスの記者として、15年以上にわたって外食経営誌の記事を執筆。大手、中堅の外食企業や話題の繁盛店などを取材してきた。埼玉県下を中心に店舗網を拡げている「ぎょうざの満洲」が贔屓の外食チェーン。