日本橋のカフェ『パークレット』はなぜ人気? アメリカ人夫妻の「温かな店づくり」
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新店『Meiji Park Market』開業に合わせ、オープンデイを設けスタッフを採用
『パークレット』オープンの半年後、夫妻は東京建物から都立明治公園内への出店の打診を受けた。
「『パークレット』のコンセプトは公園のような場所。公園の中にお店を出せるチャンスはなかなかないので、やるしかないと思いました。野球も好きなので球場が近いのもいいし、素敵なビストロ、ワインバーがあるなど、明治公園周辺のエリアも気に入りました」と夫妻は『Meiji Park Market』出店の経緯を明かす。
『Meiji Park Market』は“公園の中の公園”をイメージした、複合型フードホールだ。『パークレット』に加え、そのカフェ部門がスピンオフしたコーヒースタンド『Parklet Kiosk』が入居し、夫妻が東京で出店したいと願い続けた『Baby J’s』が実店舗を構えた。
新店出店にあたり、課題だったのが従業員の採用だ。101.7坪、店内80席、テラス20席と大箱のため、スタッフを多く採用する必要があった。そこでウェブでの求人広告やSNSでの告知に加えて行ったのが、オープンデイだ。
「アメリカのジョブフェアのように、お店でワインを片手におつまみを食べつつ、お店で働きたいと興味を持ってくれている人とお話をする会をするのはどうかと、ケイトが提案してくれたんです。オープンデイではステイプルの岡さんも会社のフィロソフィーを語ってくれて、我々も自己紹介をして、あとは好きに食べて飲んでお話しして、とても楽しかったです。会には50人くらいが参加してくれて、結果的に7人ほどスタッフとして迎えることができました」と嬉しそうにジェイジェイさんは振り返る。
今後は、ベイカーを育成し、将来的にはサポート側に回りたいと考えるお二人。『Meiji Park Market』の運営が落ち着いたら、ワインと合わせたピザやフォカッチャを提供する夜営業を『パークレット』で始めたり、二人が大好きなオークランドにあるワインバーのようなお店を東京に出店したいそうだ。
『Parklet(パークレット) 』
住所/東京都中央区日本橋小舟町14-7 1F
電話/03-3527-2627
営業時間/8:30~18:00
定休日/なし
https://parkletbakery.com/
