Z世代は“飲食店アルバイト”を探すとき「給与」より「髪色・ネイル」を重視
SNSのショート動画で求人情報を提供するサービス「グルメバイトちゃん」を運営する株式会社シンクロ・フードが5月16日、求職者に対して行った勤務条件に関するアンケートの調査結果を発表。Z世代がバイト探しで重視することや、バイト探しの方法が明らかになった。
■調査概要
調査対象:「グルメバイトちゃん」登録者(求職者)
回答数:50名
調査期間:2024年4月12日~2024年4月26日
調査方法:インターネット調査
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最重要事項は「服装・髪型・ネイルが自由」。半数以上が「色」や「装飾」の規則なしを希望
今回のアンケート回答者は10代が54%、20代前半が38%と約9割がZ世代で、80%が女性。アルバイトを探しているエリアは東京都23区内(82%)、東京都下(12%)と94%が東京都内で仕事を探している人が占めた。
まず、飲食店でアルバイトを探す時に最も重要な条件について聞いたところ、最も多い回答は、「服装・髪型・ネイルが自由」(46%)、次いで「給与が高い」(24%)、「お店の人間関係が良い」(12%)という結果に。一般的に求人条件で上位に来ることが多い「給与」「人間関係」「アクセス」を抑えて「服装・髪型・ネイルが自由」が1位となり、特に10代からの支持が高かった。
次に、より細かい条件について聞いたところ、ヒゲ、タトゥーについて自由度を求める人は少ないものの、ネイル、髪色、ピアスについては半数以上が自由度を求めていることがわかった。
特に髪色とネイルについては、「カラフルOK(規則なし)」(54%)や「カラー自由+ゴテゴテ装飾OK」(32%)というように、色や装飾までも自由であることを希望している人が最も多い結果となった。
求職者の4分の1が、バイト探しにSNSを活用。うち64%が求人に応募
続いて、アルバイト探しで最も使っているツールについて聞いたところ、最も多かったのは、「求人サイト」(72%)。次いで「TikTok」(16%)、「Instagram」(8%)という結果となり、全体の24%、約4分の1の回答者がSNSを活用していることが明らかになった。
最後に、TikTokやInstagramを見てどんなアクションを取ったことがあるかについて聞いたところ、「アルバイトに応募した」(64%)が最も多く、「お店に行った」(32%)、「商品を購入した」(24%)という結果になった。TikTok、Instagramを通じて一定のアクションを起こしていることが見て取れる。
今回の調査結果からは、Z世代のアルバイト探しにおいては給与が高いことよりも、服装や髪型の自由を求めていることがわかった。ここ数年、飲食店は慢性的な人手不足に陥っているが、こうした若い世代のニーズを汲み取りながら勤務条件を検討していくことが必要であるといえる。
