坪月商53万円の中野『炭火焼酒場ワラテル』。地域×業態を見極める“必勝のデータ分析”とは?
飲食業界のビジネスマインドを育てる!大手企業も実践する「思考力育成研修」
酒巻氏は、一介の居酒屋店主とは一線を画す。2020年の会社創設当時から、飲食産業の地位向上のために取り組む。まずは自社での独立支援に注力し、これまで5人が独立。彼らに譲った8店舗はLTVグループ傘下のFC店として運営中だ。また3年前に立ち上げた求人・人材コンサルティング会社、株式会社BullsEyeの役員を兼任する。
「飲食業界は知識や教養、社会・経済情勢の情報収集が他の業界よりも難しいと、僕の中では思っていて。それこそ求人・人材会社から吸い上げた情報は鮮度が違うし、未知の情報が入ってくる。このままでは飲食業界にビジネスマインドをもつ人材が育たないから、マズイと思いました。そこで、うちの社員には『3年以内に独立』など目標を立ててから、知識・教養を高める研修を受けてもらっています」
BullsEyeでは、大手企業の新人研修を請け負うこともあり、そこで使用される指導フォーマットを、酒巻氏はLTVに落とし込む。社会人としての内省力や自責思考力を磨くグループディスカッションを、月2回ほど実践。始動してから2年が経ち、変化が顕著に表れたそう。
「業務設計やロジカルシンキングができる子が増えて、仕事の質が変わってきました。独立に向けても『ここまであと1年でやらないと(目標設定したタイミングに)間に合わない』と言語化できるようになり、すごくいい感触です」
目指すは100店舗のプラットホーム。飲食業界の利益構造を変える
LTVの社内研修は、大企業の研修内容もリンクさせたビジネススキル、経営者の思考力育成セミナーと、飲食全般のスキルアップセミナーの2本立て。並行して、従業員の階級昇格を適宜行い、店舗運営やマーケティングなど、得た知識をアウトプットさせる場を提供する。
「将来的に独立する方のプラットホームになれればいい。そしてLTVのグループ内に彼らの独立店がどんどん増えて活躍してくれたら、飲食業界の底上げができるんじゃないかと。けれど、100店舗ぐらいに増やさないと、意見を言える土俵にすら上がれない。ですが、飲食の世界で末端の飲食店に利益がなかなか残らない構造は、提言していかないと絶対に変わらない。他の経営者も巻き込んで盛り上げたいです」
壮大な目標であることを、ロジカル思考に長けたオーナーは重々承知している。自社の地盤を固め、人材育成をしながら地道な挑戦が続く。LTVが業界に一石を投じるゲームチェンジャーになる日を、長い目で待ちたい。
『炭火焼酒場ワラテル』
住所/東京都中野区中央5-49-10 奈良屋ビル1F
電話番号/03-5340-7039
営業時間/16:00~23:00(土日12:00~23:00)
定休日╱なし
坪・席数/17坪・38席(カウンター10席、テーブル28席)
https://warateru-nakano.com/







