飲食店の「キャッシュレス決済」導入率は55.2%。加速する外食業界のキャッシュレス化

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近年、現金を使わない「キャッシュレス決済」への注目が高まっている。弊社が行ったアンケート調査からは、外食業界でもキャッシュレス決済を前向きに捉えていることが明らかになった。
「日本は現金志向」は一昔前のこと
現金志向が根強い日本では、キャッシュレス社会は実現できない……。数年前まで、こう考える人はたくさんいたはずだ。しかし、電子マネーやスマホのタッチ払い、QRコード払いなどの多様なサービスが続々登場し、飲食店側も消費者側も使い勝手の良いものを選べるようになった。
また、キャッシュレス決済は「人手不足対策」「精算作業や釣銭準備などの軽減」「会計ミスの防止」「お客さまが価格をあまり気にしないようになり、単価が上がる」など、飲食店にさまざまなメリットをもたらしてくれる。さらに、通貨を両替しなくても活用できることから、外国人観光客への対応としても有効だ。外国人観光客対策として政府主導でキャッシュレス化を進める動きもあるため、これを機に導入を検討している店舗も多いのではないだろうか。

キャッシュレス決済を導入している店舗は全体の55.2%
飲食店におけるキャッシュレス決済の導入率は55.2%
では、実際に外食業界ではどれくらいキャッシュレス決済が普及しているのだろうか。弊社のアンケート調査では、キャッシュレス決済を「導入している」店舗は55.2%、「導入を検討している」店舗は16.8%という結果が得られた。
飲食業界でもキャッシュレス決済は今後さらに浸透していくと見られている。時代に合ったスムーズな店舗運営に繋がることを期待したい。
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