あえてのコップ酒で坪月商30万円! 永福町『日常酒飯人』が紡ぐ、酒場×ナチュラルワインの興
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「安心感」こそ、日常使いに必須の条件
最後に、酒場らしい賑わいを大切にしつつも、自身と客、そして客同士の距離感や接し方には常に気を配っていると古屋氏は話してくれた。特に最近は満席になることも多く、隣り合った客がお互いに気持ちよく過ごせているか、よいコミュニケーションがとれているかなどへの配慮は欠かさない。
「見知らぬ人と話すのが好きな方もいれば、そうでない方もいます。無秩序にならないよう、少しでも違和感を感じたら自分が間に入って話し相手になったり、席並びに配慮したりしていますね。コの字カウンターなので、接客から料理の提供まですべて内側からできて効率がよい上に、すべてのお客様に目を配ることができる。できればロの字にしたかったくらいですから(笑)」
結果的にそれはお客の安心感につながり、再び足を向かわせる動機にもなっている。
オープンから半年が経ち、確かな手応えを感じているという古屋氏だが、それでも「気になってはいるけど、まだ来たことがないという住民はごまんといるはず」と、長い目での定着を重視している。
目指すは、地域の住民であれば誰もが知る店。この街の人々にとって愛すべき「日常」の「酒・飯・人」となるための、古屋氏の奮闘は続く。
『日常酒飯人』
住所/東京都杉並区永福2-51-12 安藤ビル2F
電話番号/なし
営業時間/17:30〜25:00(日曜〜23:30)
定休日/不定休
席数/立ち呑み14席、カウンター4席、テーブル6席
坪数/9坪
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