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飲食店の8割が集客にインスタグラムを活用。一方で投稿内容やフォロワー獲得に課題感も

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画像素材:PIXTA

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弊社シンクロ・フードは今年5月、飲食店におけるSNSの活用状況についてアンケート調査を行った。その結果によれば、飲食店の約8割がInstagramを活用しつつも、投稿内容の選定やフォロワー獲得が難しいと感じていることが明らかになった。

■調査概要
調査対象:飲食店ドットコム会員(飲食店経営者・運営者)
回答数:393
調査期間:2024年5月15日~2024年5月20日
調査方法:インターネット調査
※詳しい調査結果はこちら

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8割の飲食店がInstagramを運用・閲覧し、集客等への効果を実感

まず、飲食店が定期的に運用しているSNSを訊ねたところ、「Instagram(79.1%)」「Facebook(47.1%)」「X(旧Twitter)(26.2%)」「LINE公式アカウント(18.1%)」という結果になった。また、普段閲覧しているSNSは何かという質問でも、最も多かったのは「Instagram」で79.9%。続いて「Facebook(46.1%)」「X(旧Twitter)(44.8%)」「YouTube(41%)」という結果に。飲食店の多くが、Instagramを運用・閲覧していることがわかる。

「シンクロ・フード」6月19日プレスリリースより

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目的別に最も効果を得られたと感じるSNSを訊ねてみると、集客・認知拡大・販促面では「Instagram」(48.3%)が最も多い結果となった。求人・採用面では77.4%が「SNSで当てはまるものはない」と回答したものの、12%は「Instagram」を挙げている。

「シンクロ・フード」6月19日プレスリリースより

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自店舗のSNSアカウントでどのような内容を投稿しているかという質問に対しては、「営業日・時間の告知」との回答が最多となった(79.6%)。続いて「仕入れ食材や新メニューの告知(72.9%)」「キャンペーンの告知(54.2%)」となっており、店舗情報を投稿するケースが多いようだ。

「シンクロ・フード」6月19日プレスリリースより

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一方で、SNSアカウントを運用する上で難しいと感じる点として、最も多く挙がった回答が「何を投稿するかネタを考えること」で42.5%。さらに、「フォロワー・再生(閲覧)数の獲得(41.7%)」「投稿の継続(34.4%)」「投稿のための作業時間の確保(31.6%)」と続く。SNSの投稿内容の選定や投稿の継続、フォロワー獲得に課題を抱えている飲食店は少なくないようだ。

「シンクロ・フード」6月19日プレスリリースより

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今後も集客・認知拡大・販促面で注力したいという回答が52.5%

今後、SNS活用にさらに注力していきたいかという質問に対して、「さらに注力したいと考えている」と答えたのは、集客・認知拡大・販促面が52.5%、求人・採用面が28.2%。SNS活用では投稿内容やフォロワー獲得などに課題を抱えているものの、SNSの効果に何らかの手応えを感じている飲食店も多いようだ。

「シンクロ・フード」6月19日プレスリリースより

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こうした回答の具体的な理由として、下記のようなコメントが寄せられている。

■集客・認知拡大・販促面において「さらに注力したいと考えている」理由
・インスタからのPR効果は高く、予約もコンスタントに入る(東京都/和食)
・費用がかからず、効果的な販促だと思うから(愛知県/居酒屋・ダイニングバー)
・若い世代はSNSを介して予約を行うようになっている。予算をかけてでも注力していきたい(東京都/フランス料理)

■求人・採用面において「そこまで(注力したいとは)考えていない(=現状維持)」とした理由
・求人はSNSよりも求人サイトや店内告知の方が反応が良い(大阪府/イタリア料理)
・もし応募があれば有難い程度の認識です(埼玉県/その他)

調査結果のとおり、多くの飲食店がInstagramなどのSNSを活用しており、特に集客・認知拡大・販促面で効果を感じている。活用が難しい場面もあるものの、SNSの活用はもはや必須だといってもいいだろう。

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富江弘幸

ライター: 富江弘幸

ビールライター、編集者。出版社などでライター・編集者として活動し、中国留学、英字新聞社勤務などを経てビールライターに。ビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』(SBクリエイティブ)。https://localandbeer.com