決定的な2つの短所を解消して売上倍増。『立呑み 浅草 洒落者』の合理的選択
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「ホッとできる場所」への思い
従来の立ち飲みの芳しくないイメージを覆し、独自のスタイルの店舗を実現させた寺田氏は一種の文化の先駆者と言ってもいいかもしれない。店舗の存在意義を聞くと、こんな答えが返ってきた。
「会社で嫌なことがあって家路についた時に『じゃあ、ちょっと寄るか』と店に来ていただく。そこで他愛のない話をして笑って、『さあ、明日も頑張ろう』と思えるような場所にしたいなというのがあります。元気を与える場所と言うか、ワンクッション置ける、ホッとできる場所になればいいですね」
こうした社会への貢献への意識が根っこにあるビジネスが、『洒落者』を人気店にした原動力になっているのかもしれない。
寺田肇(てらだ・はじめ)
1973年(昭和48)、台東区生まれの51歳。日本大学法学部を1年で中退して飲食業の世界に入る。1997年に蔵前に『Bar Blue Juice』をオープン。その後、大阪の立ち飲み居酒屋を知って興味を持ち、多くの店舗を訪れて研究を重ね、2016年12月に『立呑み 浅草 洒落者』をオープンした。現在は、寿司店を含め3店舗を運営する株式会社Blue Juiceの代表取締役。
『立呑み 浅草 洒落者』
住所/東京都台東区雷門1-8-9 前嶋ビル1F
電話番号/03-5246-4325
営業時間/16:00〜24:00(日曜・祝日 14:00〜22:00)
定休日/月曜
席数/20
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