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坪月商40万円超えを連発する『炭火焼き リリー』。ジャブ100連発で新宿店も絶好調!

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ドリンクは日本酒、クラフトビール、ワイン、ウイスキー、サワーなど80種を揃え、中心価格帯は650~990円。アルコール売上げ比率は40%を確保している

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会計を済ませた後に日本酒の乾杯サービス

80種を揃えるドリンクメニューは36銘柄を常備する日本酒が売りだ。エントランス脇に日本酒を保管する冷蔵ショーケースを設置し、お客の関心を引くためにショーケース内をブルーにライティング。

グループ利用の他、2人客がシェアして利用する大テーブルをエントランス目の前に配置。日本酒を陳列した冷蔵ショーケースはブルーにライトアップしてお客の目を惹きつけている

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また、お客が会計を済ませると「まだ日本酒を飲めますか?」とスタッフが声をかける。お客が「飲める」と答えれば、お猪口4個に日本酒を注ぎ、お客とスタッフ3人で乾杯するのがお約束。「お見送り時にあめ玉をサービスする店もありますが、あめ玉をあげるなら、売りである日本酒を飲んでもらいたい」(榎本氏)という考えから始めたサービスだ。

売りである日本酒はグラス770円、990円、1,430円、1,650円、徳利1,210円、1,430円、2,090円、2,420円の価格で36銘柄を常備。トレンドを意識し、クラフトビール8種、ナチュラルワイン6種を用意した

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巨大しゃもじに商品を乗せてお客に渡すのは炉端焼き店でお馴染みの提供スタイルだが、そこにもユニークな工夫を凝らしている。巨大しゃもじの裏面に描かれているのは、渋谷店では歌舞伎、新宿店では花魁をイメージしたイラスト。さらにイラストとともに「好きです」というメッセージも書き込み、お客の笑いを誘っている。

花魁をイメージしたイラストを描いた巨大しゃもじで商品を提供

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「ド派手なインスタ映えする商品は瞬間風速的な大バズりを期待できる反面、飽きも早い。一つひとつの反響は小さいジャブ100連発ですが、数を増やすことによってお客さまの満足度アップとSNSの情報拡散にじわじわと効果を発揮します。それが私たちの考える『評価』と『口コミ』に重なり、息の長い繁盛の源泉になるわけです」(榎本氏)

渋谷店の客単価5,800円に対し、新宿店は6,000円。新宿店の主客層は30~40代男女で、渋谷店よりもやや年齢層が高く、インバウンド客も数多く利用している。最後に、榎本氏が今後の見通しについても語ってくれた。

「当社のいずれの業態も5段階の消費行動モデルに基づいて開発していますが、『炭火焼き リリー』はそれが特にツボにはまりました。渋谷店はオープン早々に大バズり。新宿店もスタートダッシュに成功しましたから、目標月商の1,200万円もすぐに達成できるはずです」

『炭火焼き リリー』新宿店
住所/東京都新宿区新宿3-36-14 カワノアネックスビルB1
電話番号/03-6457-4197
営業時間/17:00~23:45(フードL.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)※土曜・日曜・祝日・祝前日の営業は16:00~
定休日/無休
席数/48

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栗田利之

ライター: 栗田利之

フリーランスの記者として、15年以上にわたって外食経営誌の記事を執筆。大手、中堅の外食企業や話題の繁盛店などを取材してきた。埼玉県下を中心に店舗網を拡げている「ぎょうざの満洲」が贔屓の外食チェーン。