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平日に「朝外食をする」が約4割。ホットペッパーグルメ外食総研がトレンド調査

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画像素材:PIXTA

リクルートライフスタイルが運営する「ホットペッパーグルメ外食総研」が、飲食店で朝食を食べる「朝外食」をする人がどの程度いるのかを調査した。今回はそのレポート結果を詳しくご紹介する。

調査対象:全国に住む20~59歳の男女
調査時期:2019年10月21日~10月22日
有効回答数:1,032件
詳しい調査結果はこちら(PDF資料)

平日に飲食店で朝食を食べる人が約4割

まずは、平日に朝外食をするかを聞いた。「する」と答えたのは全体の37.3%。30.2%が「週2日以下」で朝外食をしていると回答した。

平日に「朝外食」をするか

朝外食の魅力を聞いたところ、1位が「手間がかからない(55.3%)」、2位が「非日常的な気分になれる、気分転換(50.1%)」という結果。朝外食には、利便性と非日常性の二つの大きな魅力があることがわかった。

朝外食の魅力トップ5

自宅や職場の近くでリーズナブルに食事ができる店が好まれる

続いて、平日・土日に関わらず、朝外食する場所・したい場所を聞いた。1位は「自宅の近く」で全体の約半数、2位は「職場・学校の近く」で全体の約4分の1だった。

「朝外食」する場所/したい場所

一食に使ってもいい金額については、500円未満が4割弱、800円未満が8割弱と、リーズナブルな食事が好まれる傾向であることがわかった。

「朝外食」に使ってもいい金額(1食分の税込金額、一人当たり)

ライフスタイルの変化などにより、朝外食はさらに広まる

「ホットペッパーグルメ外食総研」の上席研究員である有木真理氏は、「女性の社会進出など、人々のライフスタイルの変化に伴い、朝外食はさらに広がっていく」と予測。その理由には、以下の3つをあげた。

1、子育て女性の就業率向上などにより、自宅での朝の持ち時間が減る傾向にある
2、訪日外国人増加の中で朝外食する習慣のある外国人が増える
3、外食店が朝のマーケットを白地と捉えていて、朝食を提供するお店が少しずつ増えている

都内で朝外食が楽しめる店は?

最後に、都内で朝外食が楽しめる店をいくつかご紹介する。

■『トシオークーデュパン』(東京・目黒区)
パリのMOF(フランス国家最優秀職人章)アニス・ブアブサ氏のもとで修行したオーナーシェフが、リアルなフランスパンの美味しさを伝える店。2階にはカフェ『Comptoir』を併設しており、パンと一緒にスペシャルティコーヒーを楽しめる。

トシオークーデュパン(東京・目黒区)

営業時間 6:00~19:00
https://www.toshipain.com/

■『ワールド・ブレックファスト・オールデイ』(東京・渋谷区)
世界各地の伝統的な食文化が凝縮した朝食メニューを、1日中提供するカフェ。メニュー開発には大使館や政府観光局といった各国政府機関や航空会社のほか、東京在住の現地出身の方々が携わっている。

ワールド・ブレックファスト・オールデイ(東京・渋谷区)

営業時間 7:30~20:00(外苑前店・原宿店)
https://www.world-breakfast-allday.com/

■『IVY PLACE』(東京・渋谷区)
「グローバル・コンフォート・フード」がコンセプト。国籍にとらわれないメニューをベースに、心にも体にも優しく健康的な料理を提供する。「フレンチオムレツ マッシュルームクリープソースとフレッシュトリュフ」(税込1,600円)などが人気。

IVY PLACE(東京・渋谷区)

営業時間 7:00〜23:00(※「ブレックファースト」は7:00〜L.O.10:45)
https://www.tysons.jp/ivyplace/

今回は、朝外食に関する意識と実態について、ホットペッパーグルメ外食総研が行なった調査結果をもとにご紹介した。海外では比較的スタンダードな朝外食。今後、日本の飲食店でも、朝から多様なジャンルのメニューを楽しめるようになりそうだ。

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上條真由美

ライター: 上條真由美

長野県安曇野市出身。ファッション誌・テレビ情報誌の編集者、求人ライターを経て独立。インタビューしたり執筆したり、平日の昼間にゴロゴロしたりしている。肉食・ビール党・猫背。カフェと落語が好き。