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飲食店の“選び方”調査。1軒目は54%が「予約する」が、2軒目以降は「〇〇」で店選び

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画像素材:PIXTA

屋外ビジョン「ICAビジョン」を手掛ける株式会社ICAが、飲食店選びに関する意識調査を実施した。この調査によれば、1軒目に訪れる飲食店に関しては半数以上が予約するが、2軒目以降はお店の外観や看板、屋外ビジョンなどの影響から選んでいることがわかった。今回は、こちらのアンケート調査の結果を紹介する。

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■調査概要
調査対象:飲み会によく行く全国30代~50代の男性
調査人数:1,023人
調査期間:2022年10月5日~10月6日
実施機関:株式会社ICA
※詳しい調査結果はこちら

飲食店「1軒目」の“予約派”は54%。一方、「2軒目」では半減

今回の調査における最初の質問は、「1軒目に行く飲食店の選び方の傾向」について。「事前に予約する」と回答したのは53.7%だったのに対し、「付近の良さそうなお店」との回答は10.0%となった。また「1軒目を選ぶ際のポイント」について聞いたところ「料金帯やメニュー(62.3%)」が最も多く、「店内の雰囲気(44.1%)」、「人気度、口コミなど(30.5%)」と続いた。

「株式会社ICA」プレスリリースより

面白いのは、2軒目以降の選び方だ。調査によれば、「1軒目を出てから街中の看板などを見て」が35.2%と最も多かった。次いで、「その場の誰かの提案」が29.2%となり、7割近くがその時の感覚や雰囲気で選んでいることがわかった。対して2軒目以降の“予約派”は約25%と、1軒目時点のおよそ半分という結果になった。

また「2軒目を選ぶポイント」で最も多かった回答は、「1軒目」と同じ「料金帯やメニュー」だったが、54.2%と比較的割合が減った。一方、「1軒目」で44.1%だった「店内の雰囲気」は、48.5%に上昇。反対に30%超だった「人気度、口コミなど」は、21.5%に大きく減少した。人気や口コミよりも、その場の流れがポイントになっていることが浮き彫りになった。

「株式会社ICA」プレスリリースより

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料金やメニューを明らかにすることで、新規客の来店ハードルが下がる

調査では、飲食店経営者として気になる「行ったことのない飲食店」を利用する際の抵抗感に関しても聞いている。その結果、「ハードルが高い(46.4%)」、「かなり高い(15.1%)」を合わせると6割超で、「高いとは思わない(38.5%)」を大きく上回った。また、入りやすいポイントを尋ねたところ、「料金やメニューが事前にわかる」が51.7%と半数を占めた。

最後に「飲食店を選ぶ際の情報源」について尋ねた質問では、「店舗紹介サイト(29.0%)」、「店舗HP(26.7%)」、「SNS(15.8%)」とインターネットを用いる方法が約6割を占める結果に。対して、「フリーペーパー(13.7%)」や「店舗看板(12.9%)」などの情報収集にも、一定の信頼が寄せられていることがわかった。

「株式会社ICA」プレスリリースより

今回の調査で明らかになったのは、消費者はいずれの場合でも、「料金帯やメニュー」を重視しているということ。飲食店は、自店ホームページやSNSによるアプローチの仕方はもちろん、外看板の記載内容やデザインなども見直しつつ、自店の客層に合った適格な集客策を講じることが鍵となりそうだ。

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ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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