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坪月商44万円の中華酒場『フーフー飯店』。若者向けの酒場が少ないエリアで若者狙い大繁盛!

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新店の亀有店があるのはJR亀有駅北口から徒歩わずか30秒というアクセス至便な立地。錦糸町店と同様に解放感ある店舗造作になっており、店頭には5人収容のスタンディングカウンターを設けている

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フーフー飯店の2号店は常磐線沿線一帯の若者がターゲット

錦糸町店の好調ぶりを受け、同社は『フーフー飯店』の2号店を2023年8月18日にJR亀有駅の高架下にオープンした。その出店戦略で注目されるのが、沿線一帯の若者をターゲットにした商圏設定だ。

錦糸町駅があるJR総武線は市川駅、西船橋駅、津田沼駅など、JR亀有駅がある常磐線は松戸駅、柏駅、我孫子駅などの千葉県の主要駅につながっている。錦糸町と亀有はいずれも若者の街というイメージはないが、沿線一帯を含めて若者向けの店が少ない。そこで、沿線の若者の居酒屋ニーズを掘り起こすことを狙い、亀有に2号店を出店したのである。

フードのメインアイテムは点心で、大きな蒸し器をエントランスの目の前に設置してシズル感を演出。フロアの天井には龍を象ったネオン管を飾っている

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亀有店は9坪のフロアに座席24席とスタンディング5人を収容するテラスを設置しており、こちらの店の内外装デザインも錦糸町店と同じ3人が担当。一方、フードは「帆立焼売1個」(280円)など点心をメニューの柱にしており、30品のうち、錦糸町店と共通メニューは7品のみにとどまっている。想定客単価は昼1,000円、夜3,000円で、目標月商は700万円に設定している。

「若者をターゲットにした居酒屋は都心部に集中していますが、東京の周辺エリアにも20~30代の方は多く居住されているわけです。そういった方々にとってアクセスがよい立地に店を構え、目的利用と普段使いのニーズの両方を摑みとることが2号店を亀有に出店した狙い。千葉県下にはそういった若者の居酒屋ニーズがまだまだあると考えており、今後の出店候補地として千葉市中心部なども検討しています」と西塚氏は展望を語る。

『フーフー飯店』錦糸町店
住所/東京都墨田区錦糸4-1-7
電話番号/03-6658-5120
営業時間/11:00~23:30(フードL.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)
定休日/無休
席数/40

『フーフー飯店』亀有店
住所/東京都葛飾区亀有3-25-1
電話番号/03-5856-2285
営業時間/11:00~23:30(フードL.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)
定休日/無休
席数/24(+スタンディング5人)

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栗田利之

ライター: 栗田利之

フリーランスの記者として、15年以上にわたって外食経営誌の記事を執筆。大手、中堅の外食企業や話題の繁盛店などを取材してきた。埼玉県下を中心に店舗網を拡げている「ぎょうざの満洲」が贔屓の外食チェーン。