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牛たん特化の人気居酒屋『野方 たん純』。リピーターが惚れる注文率9割の看板メニューとは?

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『野方 たん純』オーナーの粕谷純氏

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西武新宿線・野方駅から徒歩3分ほどの場所にある『野方 たん純』。看板メニューの牛たんが評判を呼び、ローカルなエリアながら地元住民のみならず遠方から足を運ぶ客もいる人気店だ。

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オーナー・粕谷純氏は山形県出身で、野方は縁もゆかりもなかった土地。上京後に飲食店で約16年経験を積んだ粕谷氏は、いかにして野方で牛たん居酒屋をヒットさせるに至ったのか。今回は2023年11月に4周年を迎え、ますます勢いを増す『野方 たん純』の人気の秘訣に迫る。

開店できたのは、16年の下積みがあったからこそ

まずは粕谷氏が『たん純』をオープンさせるまでの経緯を聞いた。

「上京したのは20歳の頃、友達から『飲食業で働くの楽しいよ』と聞いて、せっかく働くなら飲食店が多い東京のほうが修業になると思ったのがきっかけです。ただ、上京直後は給料のいいキャバクラのマネージャーを1年ほどやっていました。勢いで東京に来たのでお金がなさすぎて大変だったんですよね(笑)」

その後、東京での生活の基盤も固まり、念願の飲食の世界に足を踏み入れたという。

「お客様の喜びやリアクションがダイレクトに受け取れる素晴らしい仕事だなと感じましたね。その嬉しさから『いつか自分の店を持ちたい』という思いはどんどん膨らみました」

サーファーらしく、小麦色の肌が爽やかな粕谷氏

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早い段階から独立を目指していた理由は、粕谷氏が趣味で楽しむサーフィンとも関係しているそうだ。

「地元のサーファー仲間の先輩が数人で飲食店をオープンしたんです。店で働く彼らに憧れたのも大きいですね。あとは経営者になれば自分の時間も作りやすくなって、サーフィンもたくさんできるだろうと(笑)。余談ですが今朝も行ってきたのでその夢は叶ってます。理解してくれるスタッフ達に感謝です」

きっかけはともかく、独立を目指す気持ちを買われた粕谷氏は、6年勤めた阿佐ヶ谷の『おいしい研究所 伊達』と、その後立ち上げから10年勤めた三鷹の『鶏や まると』で店長職を任される。

「合わせて16年の下積みでしたが、飲食店に関してとても多くの学びを得られました。この2店舗で働いていなかったら『たん純』はオープンできていなかったと思えるほどです」

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松嶋三郎

ライター: 松嶋三郎

フリーランスのライター。堅いネタから柔らかいネタまで、週刊誌やビジネス誌など紙・Web問わず多数のメディアで執筆中。「書く記事はジャンルも内容も媒体も食わず嫌いしない」がモットー。 https://twitter.com/matsushima36