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狙うは3店連続の月商1,000万円超え。恵比寿のネオ大衆酒場『ひまり堂』のメニューを徹底解剖

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LINK STYLE飲食事業部 営業本部長の村野寛騎氏。『酒場つむぎ堂 新宿店』『めしや ヒロキ倶楽部』『酒場ひまり堂 恵比寿店』の商品開発は村野氏が一手に担っている

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『酒場つむぎ堂 新宿店』、『めしや ヒロキ倶楽部』と20代後半~30代前半の若者をターゲットにした繁盛居酒屋を連発している株式会社LINK STYLE。同社が2024年4月11日、東京・恵比寿にオープンした注目店が『酒場ひまり堂 恵比寿店』だ。

『ひまり堂』もオープン直後から予約のみで連日満席になる集客パワーを発揮。同社の商品開発を手がけている飲食事業部 営業本部長の村野寛騎氏に大ヒットを飛ばし続けるメニュー戦略のポイントを聞いた。

【注目記事】坪月商66万円を誇る『炭火焼肉ホルモン 三四郎』。1年で売上を倍増させた驚きの戦略

JR恵比寿駅西口から徒歩4分のビル地下1階に入居。日本料理店の居抜き物件だったが、大部分を改装したため、物件取得費を含めた初期投資に4,000万円をかけた

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営業日数20日でオープン初月月商は800万円に到達

東京・新宿の『酒場つむぎ堂 新宿店』は23坪60席の規模で月商1,700万円、『めしや ヒロキ倶楽部』は14坪27席の規模で月商1,100万円。LINK STYLEは坪月商70万円超えの繁盛居酒屋を年1店のペースでオープンする注目の外食企業だ。

その最新店に当たる東京・恵比寿の『酒場ひまり堂 恵比寿店』は2024年4月11日にオープンしたばかりだが、すでに既存2店に勝るとも劣らない集客パワーを発揮している。テラス席を含む『ひまり堂』の店舗規模は25坪53席。オープン直後から予約のみで連日満席になる繁盛ぶりを見せており、4月の売上は営業日数20日にもかかわらず800万円に到達した。

店舗規模は25坪53席。客席はカウンター10席、テーブル席28席、個室2室、テラス8席で構成される

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『つむぎ堂』、『ヒロキ倶楽部』に続き、「『ひまり堂』でもまずは月商1,000万円突破を目指す」と意気込む村野氏。今回の『ひまり堂』は多店化を想定した業態だと続ける。

「既存2店は再現性が難しい業態。たとえば、『つむぎ堂』の厨房は刺し場とコンロ場の2人体制を採っていますが、名物メニューの一つである『呑める餃子』の注文数が想定以上に多く、コンロ場の負荷が大きくなってしまいました。オペレーションの負担を軽くし、クオリティコントロールが図りやすい商品構成にすること、それが『ひまり堂』のメニュー開発における重点テーマでした」

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栗田利之

ライター: 栗田利之

フリーランスの記者として、15年以上にわたって外食経営誌の記事を執筆。大手、中堅の外食企業や話題の繁盛店などを取材してきた。埼玉県下を中心に店舗網を拡げている「ぎょうざの満洲」が贔屓の外食チェーン。