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深夜2時まで営業の目黒『IRON HOUSE』。あらゆる胃袋の欲求を満たす“都合のいい店”

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シェフの渡辺俊一氏(写真左)とマネージャーの森祐司氏(写真右)

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定休日なしのビストロを目黒に3店舗運営。「いつ来てもやっている店にしたい」

『IRON HOUSE』を運営するオーナーの渡辺記成氏は、同じく目黒から徒歩約1分という好立地に位置するビストロ『TRUNK』、さらに、こちらも目黒駅から徒歩約4分という好立地に3店舗目となるビストロ『OTG(オーティージー)』を昨年2024年にオープンし、現在目黒に3店舗を構える。

もともと渡辺氏はレストランやファインダイニングでサービスを担っていた。自分の店を持ちたいと考え、それまでの経験と人脈を生かし、2014年目黒に『TRUNK』を自身と料理人との二人だけでオープンした。

駅から近い好立地の物件を探していたところ、現在の『TRUNK』の場所に出合い、即オープンを決めた。数年後『TRUNK』が軌道に乗った頃、席数の少ない『TRUNK』に入れないお客さんに他にも利用してもらえる店を作りたいと考え、6年後に『IRON HOUSE』を開業。

フランスやイタリア産はもちろん、南アフリカやブルガリア産など、ワインは常時80種以上をそろえる

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3店舗には定休日を作らず、渡辺氏の「いつ来てもやっている、行きたいときに立ち寄れる店」にしたいという考えを実現している。

「3店舗とも料理はイタリアンかフレンチベースのビストロで、坪数もほぼ同様の10坪くらいです。駅前は坪数が小さくても家賃が高いですから、小さな店にして家賃を抑えるのがポイントです。小さくてもしっかりとこだわりを持った料理とワインのラインナップで勝負しています」(森氏)

ボリューム満点の「前菜盛り合わせ」(1,480円)。どの時間帯でも不動の人気を誇る(画像提供:IRON HOUSE)

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料理は全店同じメニューではなく、各店のシェフが得意なジャンルを生かしてオリジナルを作っている。日によって各店を使い分ける常連客もいて、時にはリクエストを聞いて、その場でパスタをアレンジして提供することもあるという。小規模店ならではの、常連客との距離の近さだ。

『IRON HOUSE』には、駅から近いというメリットのみならず、女性客の心をつかむ料理、メニューの豊富さ、ワインのラインナップ、深夜2時までの営業、地元客に受け入れられる心地よいサービスなど、「あったら嬉しい」と思える細かな工夫と努力がたくさん詰まっていた。

テーブル席とカウンター席のある『IRON HOUSE』

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『目黒「IRON HOUSE」』
住所/東京都目黒区目黒1-5-19 目黒第一ビル102
電話/03-4362-0426
営業時間/17:30~翌2:00(月~金)、17:00~翌2:00(土)、17:00~翌1:00(日・祝日)
定休日/なし(年末年始は不定休)
坪・座席/10坪・20席(カウンター8席、テーブル12席)
https://www.instagram.com/ironhouse_megro

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小坂知美

ライター: 小坂知美

学生時代からの食への探求心と食いしん坊が高じて、フードライターとして活動中。飲食業界でパティスリーやレストラン等の広報・PRに就いていたことから、取材を受ける飲食店側の立場も経験。作り手のこだわりと愛情が詰まった、美味しいものを食べているときが至福の時間。