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グラノーラの本当の姿って知ってる? 健康イメージを覆す5つの食べ物

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健康意識が高まりつつある昨今、あらゆる食料品で「ヘルシー」や「ゼロカロリー」といった謳い文句を見かけるようになった。ダイエット中の方、食事制限をされている方は、こうしたキーワードに惹かれることも多いようだが、果たしてその言葉を鵜呑みにしてもいいのだろうか。

たとえば「ゼロカロリー」を謳っている炭酸飲料水。これが本当に0kcalかと言うとそういうわけではない。日本の規定では100ml中5kcal未満であれば「ゼロカロリー」と表示することができる。つまり500mlのペットボトルであれば、最大50kcalカロリーが含まれることになる。それゆえに、これら飲料水の謳い文句を完全に信じることは少々危険と言えるのだ。このように「体に良いイメージがあるのに、じつは注意が必要な食料品」が世の中にはたくさんある。いくつかご紹介していこう。

健康に良いからと過信するのはNG!

■グラノーラ
みんなが持つイメージ:手軽に食べられる健康食品
じつはこんな影響が:思いのほか高カロリー。食べ過ぎは肥満に繋がる

グラノーラを朝食として食べる方も多いだろう。グラノーラは食物繊維やカルシウム、ミネラルを豊富に含んでいるので、朝の栄養食としては最適な食べ物だと言える。一方で、糖分がとても多い食べ物でもある。「グラノーラは健康的だからいくら食べても大丈夫」なんて考えを持っていると、肥満に繋がる可能性があるので、適量を守って食したい。

■野菜チップス
みんなが持つイメージ:原料が野菜だからヘルシー
じつはこんな影響が:塩分が高く高血圧を招く恐れがある

野菜チップスは大きく分けて2種類ある。野菜そのものを揚げたものと、トウモロコシやポテトをベースとし、そこに野菜パウダーを加えたもの、この2種類だ。後者の場合は注意が必要である。野菜パウダーや塩を多めに用いているため塩分が高く、高血圧になる恐れがあるからだ。「野菜チップス」と聞くとなにやらヘルシーな印象を受けるが、ポテトチップスとさほど変わらない原料の場合もあるので、ヘルシーさを求めるならしっかりとラベルを確認した方がいいだろう。

■エネルギーバー
みんなが持つイメージ:必要な栄養を手軽に補給できる
じつはこんな影響が:結構、高カロリー。間食として毎日食べるのは危険

おやつ感覚でエネルギーバーを食べる方、結構いるのではないだろうか。小腹が減ったときに最適な量、そしてタンパク質などの栄養素も豊富。ついつい手を伸ばしたくなる食べ物のひとつだが、じつは結構カロリーが高い。1本350kcal以上の商品もあり、毎日の間食として用いていると体重増加に繋がりかねない。どうしても間食として常備しておきたい場合は、ヘルシータイプを選ぶようにしておくと良いだろう。

ご紹介した食料品は、「健康に良い」とイメージするものがほとんど。しかし、そのイメージが正しいとは限らない。しっかりと知識を身に着けたうえで、ラベルに記載されている原料を確認し、優良な商品であっても食べる量をコントロールしていくことが大切だ。

さて、ここまでは「体に良いイメージがあるのに、じつは注意が必要な食料品」をご紹介した。今度は逆に、「体に悪いイメージがあるのに、じつは健康効果が得られる食料品」をご紹介していきたい。

イメージとは裏腹! じつは健康効果がある食料品

■ポップコーン
みんなが持つイメージ:高カロリーのジャンクフード
じつはこんな効果が:ポリフェノールを豊富に含み、ガンや心臓病のリスクを減らす

ポップコーンは油やバターを用いるため、カロリーが高く、健康に良いイメージもあまりない。しかし米国スクラントン大学で行われた研究によると、ポップコーンに含まれる抗酸化物質は野菜よりも多いという。なかでもポリフェノールの量が多く、平均で約300mgを含むらしい。ポリフェノールはガンや心臓病のリスクを減らす効果があると注目されている栄養素だ。そのほかにも、食物繊維を豊富に含むため整腸効果も期待ができる。

■ビール
みんなが持つイメージ:ビールを飲むと「ビール腹」になる
じつはこんな効果が:糖尿病予防、アルツハイマー予防など、様々な健康効果が期待できる

米国ハーバード大学で行われた研究によると、1日にコップ2杯のビールを飲むことは糖尿病の予防になることが分かった。ビールに含まれるアルコールがインシュリンの感受性を高め、糖尿病予防に繋がるという。また、米国ロヨラ大学で行われた研究では、ビールを適量に飲んでいる人ほど痴呆やアルツハイマーに罹る人が少ないとの結果が出た。ビールに含まれるケイ素が、体内のアルミニウムによってもたらされる有害な作用から脳を保護してくれるのだ。酒は百薬の長という言葉は本当なのである。

食料品には様々なイメージがつきまとう。イメージに左右されずに正しい食生活を送るためには、しっかりと知識を身に着けていく必要がある。まずは食料品のラベルを読み取る知識から身に着けるといいかもしれない。

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『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

ライター: 『飲食店ドットコム ジャーナル』編集部

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