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老若男女を虜にする『酒トナデシコ七変化』。SNS映え重視の“ネオ大衆酒場”と侮るなかれ!

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本郷三丁目駅から徒歩10秒『酒トナデシコ七変化』を運営する株式会社PMA商会、代表取締役 志方俊一郎さん。同店のシンボルマークであるお手製のネオン管の前で

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本郷三丁目駅のほど近くに、大人世代なら思わず口ずさんでしまいそうな、キャッチーな響きの店がある。その名も『酒トナデシコ七変化』。ネオン管装飾をほどこした内装や、カラフルなサワー系ドリンクのラインナップが人気のネオ大衆居酒屋だ。

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来店客はSNS映え重視の若い女性ばかりかと思いきや、そうでもない。1階の立ち飲みスペースには、男性のビジネスパーソンや高年カップルの姿もあり、老若男女問わずの盛況ぶりをみせている。コロナ禍のオープンから2年目で月商約400万円を超え、ますます盛り上がりを見せる同店の店づくりについて聞いた。

安いのに、丁寧で美味しくて居心地がいい。シンプルながらこれ以上ない魅力

「ここは2階建て物件で、1階は8名程度のスタンディング、2階は計30席のテーブル席にしています。2階席に関しては、それこそインスタを見てくれた女性グループが中心ですが、1階は性別も年齢層もまちまちで、おひとりでいらっしゃるお客様も結構多いですね」

そう話すのは、株式会社アマノクリエイトからの業務委託で同店の運営を行う、株式会社PMA商会代表取締役の志方俊一郎さん。トレンド感の強いネオ大衆居酒屋でありながら、性別や世代を問わず人気の理由を聞くと、「リーズナブルだけど、丁寧に仕込まれた美味しい料理があること。あとはやはり居心地の良さだと思います」との答えが返ってきた。

同店のメイン焼鳥は、大山どりを使用し一本一本店内で仕込む。店長が大好きと豪語するだけあって、さすがのクオリティ

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同店のメインメニューである焼鳥には、築地『鳥藤』から仕入れた大山どりを使用。串打ちから店内で仕込む本格派だ。カウンター越しに対面で焼く、いわゆる大衆居酒屋の焼鳥スタイルだが、これを女性店長が気さくな接客を交えて行うというから華がある。リピーター客にも飽きられないよう、焼鳥以外のメニューには毎日変化をつけているそう。なかでも「アサリの唐揚げ」や「パリパリピーマン」は人気メニューで、低価格帯の同店において客単価アップにひと役買っている。

人気メニュー「アサリの唐揚げ」(540円)。オリジナルメニューの開発は、同じく運営を行う錦糸町の『ロビン』のスタッフを含め、みんなで意見を出し合い創作している

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松本ゆりか

ライター: 松本ゆりか

東京でWebマーケターを経験した後、シンガポールへ渡りライフスタイル誌やWebメディア制作に携わる。帰国後、出版社勤務を経てフリーライターに。主に中小規模ビジネスや働き方に関する取材・執筆を担当。私生活ではひとり旅とはしご酒が好きなごきげんな人。