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2023年版「世界のベストレストラン50」100〜51位まで発表。『ナリサワ』『茶禅華』など

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2023年6月5日、2023年版「世界のベストレストラン50」(The World's 50 Best Restaurants)における100位から51位が発表された。日本のレストランからは、51位にランクインした『NARISAWA(ナリサワ)』をはじめ、3軒が選ばれている。

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日本からは『NARISAWA』『La Cime』など3軒がランクイン

「世界のベストレストラン50」(The World's 50 Best Restaurants)は、2023年版で21年目を迎えるアワード。五大陸22の地域のレストランを対象とし、食の専門家1,080名による投票で選ばれる。50位から1位の発表と授賞式は、スペイン・バレンシアにて6月20日(日本時間21日)に行われるが、それに先立って100位から51位のレストランが発表されたので紹介する。

100位から51位のうち、最も多かったのはヨーロッパで21軒、アジアからは15軒だった。そのうち日本のレストランは3軒となる。もっとも順位が高かったのは、51位にランクインした『NARISAWA』。「世界のベストレストラン50」には何度もランクインしており、昨年は45位だったが今年は順位を落とした。東京・青山にある『NARISAWA』は2023年に開業20周年を迎え、イノベーティブ里山キュイジーヌという独自のジャンルで季節の食材を提供している。

続いて順位が高かったのは、60位の『La Cime(ラシーム)』(昨年は41位)。『La Cime』は大阪・瓦町にあるフレンチレストランで、日本の食材をフランス料理の技術と融合させた料理を提供。2010年にオープンして以来、「アジアのベストレストラン50」(Asia's 50 Best Restaurants)でもランクインしている。83位に選ばれたのは、昨年59位からランクダウンした『茶禅華(さぜんか)』。東京・南麻布にある中国料理のお店で、中国料理と日本料理の良さを引き出し、世界に発信できるような新しい料理を提供している。 2019年には、オープンから2年で「アジアのベストレストラン50」にも選ばれた。

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パリにある日本人シェフの店も

また日本人シェフの店としては、フランス・パリに店を構える『Kei』が93位に選ばれた。『Kei』は、「世界のベストレストラン50」の常連でもある『アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ』などで修行した小林圭シェフが2011年にオープンした店。フレンチと和の要素を融合した技が特徴だ。

50位から1位のレストランは、6月20日に発表!

「世界のベストレストラン50」の50位から1位の発表と授賞式は、6月20日19時40分(日本時間の21日3時40分)から行われ、その様子はYouTubeでもライブ配信される。日本からは昨年、『傳』(神宮前)が20位、『Florilège(フロリレージュ)』(外苑前)が30位にランクインしたが、今年はどんな店が名を連ねるのか注目したい。

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富江弘幸

ライター: 富江弘幸

ビールライター、編集者。出版社などでライター・編集者として活動し、中国留学、英字新聞社勤務などを経てビールライターに。ビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』(SBクリエイティブ)。https://localandbeer.com