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ミシュランガイド公式アプリが日本語サービスを開始。掲載セレクションの先行デジタル公開も

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日本ミシュランタイヤ株式会社の本城征二執行役員(左)、須藤元社長(中)、航空・旅行アナリスト鳥海高太朗氏(右)

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4月17日、「ミシュランガイド」を発行するミシュランタイヤの日本法人、日本ミシュランタイヤ株式会社が記者会見を行った。会見ではミシュランガイド公式アプリの日本語版リリースや、セレクション発表についてなどサービスの新しい方針が発表された。今回は、ミシュランガイド公式アプリの機能と、今後の日本版ミシュランガイドの発行について解説する。

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ミシュランガイド公式アプリで新たな飲食店・レストランセレクションを先行公開

ミシュランガイド公式アプリは、世界37か国のレストラン約1万6,200軒、120か国のホテル約6,000軒を検索でき、予約も可能なアプリ。現在予約機能はホテルのみで、日本のレストランについては順次対応される予定。

ミシュランガイド公式アプリはiOS、Androidとも、無料でダウンロードできる

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また、行ってみたいレストランや訪れたことのあるレストランをお気に入りとして登録することで、自分だけのガイドを作るといったパーソナライズが可能なのも特徴。ほかにも、地図機能による周辺サーチ、絞込検索はもちろん、リストやお気に入りを共有することもできるという。

なお、日本ミシュランタイヤの須藤元社長が、「デジタル化で新しいレストランを即座に公開できるようになったことは書籍ではできなかったメリット」と話すように、ミシュランガイド調査員による新たなレストランセレクションが、ミシュランガイド公式アプリで先行デジタル公開される。

ただし、先行デジタル公開されたレストランには星やビブグルマンといった評価はつかない。これらは今まで通り年1回のミシュランガイドセレモニー(評価発表会)で公開するとしている。

ミシュランガイド公式アプリで、新たな飲食店・レストランセレクションが先行デジタル公開される

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『ミシュランガイド京都・大阪』は秋に発表。「奈良」の発表は公式サイトのみ

ミシュランガイド公式アプリと公式サイトで新たなレストランセレクションが公開されることになっても、書籍の発行は継続していくという。ただし、今まで秋に公開していた『ミシュランガイド京都・大阪』については、2024年版以降は毎年春の発表に変更となる。『ミシュランガイド東京』はこれまで通り秋に発表されるため、ゴールデンウィークや夏休みに向けては関西のセレクション、クリスマスや年末に向けては東京のセレクションが発表されることになる。

なお、『ミシュランガイド奈良2023』については、2023年5月16日にミシュランガイド公式サイトで公開され、書籍は発行されない。

ゴールデンウィークを間近に控え、旅行先で美味しい料理を味わいたいと考える人も多いだろう。ミシュランガイド公式アプリをきっかけにまた飲食店が注目され、さらなる盛り上がりを見せてくれることを期待したい。

▼ミシュランガイド―公式ウェブサイト

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富江弘幸

ライター: 富江弘幸

ビールライター、編集者。出版社などでライター・編集者として活動し、中国留学、英字新聞社勤務などを経てビールライターに。ビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』(SBクリエイティブ)。https://localandbeer.com